エクセルのマクロが機能しなくなった場合の対処法

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 マイクロソフト社のアップデートの影響で、エクセルブックのマクロが 機能しなくなる現象が2018年12月頃より発生しています。以下の手順をお試し下さい。
 セキュリティセンターを開く手順の詳細は、エクセルのヘルプを検索すると分かります。
エクセルのバージョンによって、表示内容などに違いがあります。
 セキュリティセンターの設定はエクセルのオプションから開きます。下の図の右下にあるボタンをクリックします。
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 セキュリティセンターから「セキュリティセンターの設定」を開き、「マクロの設定」ですべてのマクロを有効にします。
その下の「VBAプロジェクトオブジェクトモデルへのアクセスを信頼する(V)」にもチェックをつけます。
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 続いて「信頼できる場所」にマクロを置いているフォルダを追加します。「新しい場所の追加」ボタンをクリックしてエクセルブックのあるフォルダを追加してください。通常、イデアのセットアップ先はCドライブのprogramfilesの中にあります。
  下の、「プライベートネットワーク上にある信頼できる場所を許可する」にもチェックをつけます。
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 続いて「activeXの設定」で「確認メッセージを表示せずにすべてのコントロールを制限無しに有効にする」
または「先に確認メッセージを表示してから、最低限の制限を適用してすべてのコントロールを有効にする」を設定します。
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 これらの設定を行ってもエクセルのマクロが機能しない場合、オフィスのアップデートによりエクセルのマクロの動作に不具合を生じている可能性があります。以下の対処をお試し下さい。

・起動しているOfficeをすべて終了後に以下のファイルを削除してから 再起動します。このファイルは再起動すると再び作成されます。
 C:\users\username\appData\Local\Temp\Excel8.0\MSForms.exd
(usersやusernameは使用者によって変わります)
・以下のマイクロソフト社のページから削除ツールが利用できます。
  http://support2.microsoft.com/kb/3025036/ja

・出力段階でエラーになる場合や出力したはずのファイルが見当たらない場合は、エクセルを「管理者として実行する」ようにしてください。管理者でないと書き込めないフォルダなどがあり、マクロで必要なファイルを出力できません。

 途中でエラーが発生したために、作業用のファイルや作業用のタブが作成されたままになり、このために処理がブロックされてしまう場合があります。

・「copy(.xls)」という名前のエクセルファイルがある場合、名前を変えるか削除してください
・「授業一時」という名前のタブ(シート)がある場合、削除してください


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