駒の配置が偏りがちの場合の対処方法について
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 イデアのAI時間割で駒入れを行った場合に、コマの配置が偏った形になる場合があります。
 
 簡単にコマが配置できる時間割で起きやすいのですが、考えられるいくつかの原因と対処法を紹介します。


(最初の試行方針で「深読み優先」または「熟考」が指定されたり、試行時間が極端に少なかった) 
 イデアのAI時間割では起動中は学習を続けています。初期のコマ入れの際にいきなり試行方針を深い試行で行うと、コマを入れることを優先しての学習だけが深まり、配置バランスへの配慮が不足してしまいます。また指定する試行時間が不足すると、全体を学習できない場合が出てきますので、この場合もバランスが悪くなった状態を学習し偏る傾向が出る可能性があります。こうした学習結果は蓄積されていきますので、再度コマ入れを行った場合にも以前の学習結果に引きずられて、似たような配置になってしまうことが考えられます。
 対処法としては、オプションの試行方針を「標準」として、いったん時間割を名前を付けて保存します。この後イデアのAI時間割を終了(可能ならWindowsも再起動)します。イデアのAI時間割を起動して、保存した時間割を読み込んでから、十分な試行時間(300~600秒)を指定して駒入れを行ってください。
 イデアのAI時間割を終了して再起動することで学習結果をフラッシュできます。また、Windowsを再起動することでメモリキャッシュもクリアできます。
 
(科目の個別オプションなどの指定を行っていない)
 科目の個別オプションで、必要な科目に「2単位の時のみ二日連続で配置しない」や「2単位以上の時(最低)一つは午前に配置」(2021Proより)などの配置バランスについてのオプションを指定してください。
 非常勤講師の都合などで決まった時間にしか配置できない授業は、確定授業で先に配置するか、これらの個別オプションを外して対応します。
 
(先生のオプション設定について)
 全体オプションで1日の授業時数の制限、連続時間の制限を入れます。制限を入れた方がバランス良く配置できます。指定の時数制限ではうまく配置できない非常勤などの先生には、個別設定で対応します。先生個別の属性で「非常勤」「連続可」「休憩不要」を設定したり、個別の1日の上限時数や連続時数の上限を指定します。授業する時間が決まっている先生については、先に確定授業で固定配置する方が良いでしょう。
 
(振替提案で学習させる)
 配置バランスが悪くなっている授業について「振替提案」を行って、バランスが良いと思われる配置に振り替えることができます。振替提案などでも学習が積み上がりますので、手直しを行っていくことも大切です。振替の提案を作る際にも、学習されている時限にもう一度入れたがりますので、提案内容をよく吟味して振替を行って下さい。
 

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