5. 特別支援学級
(特別支援学級と教科担任制から受ける影響)
教科担任制の導入で時間割全体が複雑になるため、特別支援学級の時間割編成にもこれまで以上に考慮しなければいけない条件が増えます。
→「特別支援学級」への「イデアのAI時間割」の対応
「イデアのAI時間割」は特別支援学級の時間割も組む事ができます。また実際の学校でも運用されています。運用方法としては以下の二つがあり、「イデアのAI時間割」はどちらも対応できます。
(1) 「特別支援学級用」と「通常学級用」の二つの時間割を作成
→特別支援学級用と通常学級時間割用の二つを別々の時間割として作成します。
特別支援学級用の時間割は、学年毎等に基本時間割を作成します。児童には、上述の特別支援基本時間割に通級する授業を反映させた時間割を渡します。この際は、まず時間割データをcsvなどで書き出したのちにワードやエクセルを使用し児童個別に用意します。特別支援対象の児童生徒の数が多い場合に、この方法が適します。
この方法では、特別支援学級内だけの変更であれば特別支援学級の中で対応する事が可能で、通常学級の時間割係への負担を減らす事ができます。
ただ時間割に変更がある場合は、注意が必要になります。どちらかの時間割の変更があって、もう一方の時間割に影響がある場合は、両方の担当者で連絡を密にしなければなりません。また行事などで通級授業も変更しなければならない場合は、両方の時間割係で相談して二つの臨時時間割を作成する必要があります。
具体的な設定方法については、
「二つに分けて作成する方法」を参照して下さい。
(2)一つの時間割に「通常学級」と「特別支援学級時間割」を含めて作成
→特別支援学級の児童一人を1クラスとして設定します。「特別支援学級だけの授業」と「通常学級だけの授業」、及び「特別支援学級の通級授業」(合同授業として組みます)が一つの時間割の中に入ります。
特別支援学級も含めて一つの時間割です。特別支援の対象の児童生徒数が少ない場合は、時間割データが一つにまとまっていて変更も一緒にできるので、こちらの方法が合う場合が多いと思います。この方法で時間割係の先生の負担を減らす為に、特別支援学級の先生にも時間割係として作業を担当してもらい、相談しながら作業分担していく事も考えられます。
行事などによる時間割変更で通級授業も変更が必要が出てきた場合は、元の時間割から別データとして臨時時間割を作って対応します。この際も作成する臨時時間割は一つですので、作成作業は比較的楽です。
具体的な設定方法については、
「一つの時間割で作成する方法」を参照して下さい。
(3)「体験版」とイデアのAI時間割の画面の例
体験版に添付された小学校のサンプルデータの他に、
「特別支援学級も含めたサンプルデータ」もありますので、ぜひこちらも試してみて下さい。体験版もサポートを行っています。
→(2)の例:(特別支援学級を含む選択授業一覧画面)
→(2)の例:(特別支援学級を含むクラス一覧画面)